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【工務店・建築会社】ホームページとSNSで大手と戦わない集客戦略をする方法

更新日:2023年3月25日(土)

工務店や建築会社は、ハウスメーカーやパワービルダーなどの全国展開などではなく、地域に根ざした経営をしているところが多い中、以下のような集客に悩んでいるところが多いかと思います。

 

  • 高度なネット社会による集客の手法が複雑になっている
  • SNSの発達により、使いこなすことが難しい
  • コロナ禍の影響によるリモート業務の発展により、非対面での接客

 

そこで今回、上記の問題点を克服して、集客を増やす方法についてご紹介します。

ぜひ参考にして御社の経営にお役立てください。

 

工務店の集客の課題

①ホームページのアクセス数や問い合わせの数が増えない

工務店や建築会社は、契約していただいたお客様より、次のお客様を紹介いただく形式で営業することが多く、積極的な営業を行っていない企業もありました。

 

しかし、インターネットやSNSの普及、人口減少による住宅着工件数の減少に伴い、紹介営業だけでは売上や利益の確保・増加が困難となり、自社での新規開拓の集客が求められています。

 

そのためにホームページは必須であり、自社のWEBサイトがあることは当然となっています。その上で、現在ではその質が求められています。ホームページのアクセス数や、問い合わせの数が増えないのは、次のポイントが原因のためです。

 

  • 自社のコンセプトやターゲットが明確になっていない
  • 内容が薄い
  • コンテンツの更新ができていない
  • レスポンシブ対応(スマホ対応)のホームページになっていない

 

自社のコンセプトやターゲットが明確になっていない

改めて自社のコンセプトやどのような属性の人をターゲットに集客をするのかが不明なまま集客活動をしているケースです。コンセプトやターゲットが決まらないことには、施策も定まらず、誰に向けて商品をアピールしたいのか、販売したいのかがわからなく、効果に繋がらなくなってしまいます。

 

内容が薄い

ある建築会社のホームページを見て、すぐに全ての内容がわかってしまう情報量だとしたら、内容量が少なく再度閲覧しようという考えになりません。役に立つ情報があったとしても、求めている情報が不足している可能性もあります。

 

最低でも自社のパンフレットと内容は揃えておくべきでしょう。今は、ホームページで建築会社を比較し、候補を絞る時代なので、候補にすら上がらず終わってしまっているかもしれません。

 

コンテンツの更新ができていない

一度見たときに内容がよかったとしても、後日再度ホームページを見たときに何も情報が更新されていなければ、これ以上見ても意味がないと捉えられる可能性が高いです。

 

もしくは、はじめて見るサイトの最終更新日が数年前だった場合、そのサイトの情報の鮮度はなく、信頼できない情報となる可能性が高いです。

 

常に最新情報を届けようとしているのかが、ホームページから判断されてしまいます。コンテンツ・情報の更新が行われ、役に立つホームページだと感じてもらうことが必須です。

 

②資料請求から面談につながらない

資料請求はきたが、面談までつながらず、集客に困っている建築会社も多いかと思います。

その原因は次の可能性があることです。

 

  • 資料請求は、情報収集段階のため
  • 資料請求がきた顧客に、営業担当者がフォローできていないため
  • 顧客の管理が行えていないため

 

資料請求は、情報収集段階のため

家づくりを検討しているユーザーは複数社の資料を集め、情報収集からはじめる方は多いです。その段階でのアプローチはお客様にとってプレッシャーになったり、押し売りに感じられたりします。

 

対策の一つとしては、ホームページから資料請求の際にアンケートをとることです。現状の住宅購入の検討状況がどの段階なのか伺うことができます。

例えば次のような趣旨の内容です。

 

  • 情報収集段階
  • 情報収集は完了している
  • 複数の建築会社やハウスメーカーまで絞っている

 

上記の状況がわかるようなアンケートにしましょう。質問方法や、お客様からの回答内容によって、次にどのような行動を起こせばいいのかがわかります。

 

資料請求がきたお客様に、営業担当者がフォローできていないため

営業職は、幅広い業務内容で仕事量が多いです。そのため、資料請求が来たお客様に、電話やメールなどのフォローが遅れる場合があります。

 

資料請求からある程度時間が経過してしまうと、お客様自身が資料請求したことを忘れていたり、別の業者に既に依頼していたりします。

 

このような状況の場合、お客様に電話・メールで返答をもらうことは難しいです。ある程度の段階まで検討している方の場合、資料請求後の早めのフォローが重要です。

 

顧客の管理が行えていないため

面談につながらない別の原因として、顧客管理ができていない可能性があります。社内で顧客管理シートがあるのにもかかわらず、次のことが起きていれば集客は難しいです。

 

  • 最新情報に更新されていない
  • そもそも使っていない
  • 使い方を上司が教えていない

 

どの顧客がどれくらいの期間検討しているのか、などの情報が把握できていない状況では、面談につなげるための適切なアプローチは難しいです。

顧客管理のシステムを上手く活用しましょう。

 

③チラシの反響が少ない

チラシは狭い範囲にいる見込客に対して効果的な集客方法です。

人力によるポスティングであれば、住宅や建物の外見から判断し、ターゲットを狙ってポスティングができることがメリットです。

 

しかし、次のデメリットがあります。

 

  • ほかのチラシと一緒になり目立ちにくい
  • 見られず捨てられてしまう
  • 情報はネットで確認する方がほとんど

 

チラシは中身をよく確認されずに、捨てられることがよくあります。また、情報はスマホからネットで確認することがほとんどです。これらの条件が重なると反響は少なくなります。

 

この対策としては、チラシのデザインと内容が重要になります。

 

デザイン

ほかのチラシよりも目立つ色・サイズ・手触りに変更することが対策になります。予算の都合との兼ね合いになりますが、チラシで集客を増やすためには重要です。

 

内容

チラシから住宅の「購入」を連想させず、「相談会」「見学会」などイベント感覚で参加しやすい内容がおすすめです。

また、内容に会社のホームページやSNSアカウントを記載し、ネットからの情報と関連性を持たせましょう。

 

④コロナ禍で見学会や勉強会ができなくなった

コロナ禍により、建築会社は住宅の完成見学会ができなくなっています。

その対策として、ミーティングアプリのZoom(ズーム)を使用し、オンライン上で見学会を実施する方法がおすすめです。

 

見学会に参加する方には、ZoomのURLと日程をメールで送るだけです。見学会開催中は、担当のスタッフがZoomをつなげたタブレット端末を持ち、物件の中を歩いて紹介します。

 

このメリットは、オンライン上での対応人数を考えればいいので、実際に人が入る物理的なスペースを気にしなくていいことです。方法次第で、多くの方が参加しやすくなります。

 

デメリットは、カメラの性能次第で、色や画像が不鮮明に映る可能性があることです。また、ネット環境によって映像が途切れる、なども考えられます。

 

⑤インスタグラムの効果的な集客方法がわからない

ここからはインスタグラムでの集客方法について解説します。

インスタグラムには次の機能があります。

 

リール:15~30秒のショート動画を共有できる機能

ガイド:複数の写真や文章などを発信できる機能

 

上記のような機能があることから、建築会社は画像や動画で施工事例などのアピールがしやすい、という特徴があります。

 

また、検索機能もあることから、特に若い世代はGoogle検索と同じように検索ツールとしても利用することが多いです。

 

住宅購入を検討している方は、検索して気になった建築会社や住宅メーカーの公式アカウントをフォローすることで、いつでも必要な情報にアクセスできるようにしています。

 

プロフィール欄に会社のホームページのURLを記載することが可能です。そのため、インスタグラムを通してホームページへと誘導することもできます。

注意点は次の点です。

 

  • ホームページの内容が充実していない
  • インスタグラムの画像とホームページの画像に大きく違いがある

 

このような状態では、見ている方は離脱してしまいます。並行してホームページを充実させることが必須です。

 

全てを解決するのが「商品力」と「ホームページ・SNS強化」

集客のための「商品力」と「ホームページ・SNS強化」について解説します。

住宅という商品をホームページとSNSを活用して、どれだけわかりやすい内容で伝えることができるか、これで商品力が変わります。

 

わかりやすい内容を伝えるために、LP(ランディングページ)の作成が必要です。ランディングページとは、SNSや広告、ホームページを開いて「最初に見るページ」のことであり、訪問者に「資料請求」「購入」などの行動を促すためのページです。

 

建築会社に関するLPであれば、訪問者が知りたい内容は、例えば「理想の家がいくらで建てられるのか」です。

 

価格は?

デザインは?

品質は?

 

上記のことがわかりやすいLP、もしくはLPから辿りやすい動線をホームページとSNS、両方とも作ることが重要です。

 

LPの質がよければ顧客の購買行動も増えます。これはホームページ・SNSが強化されている証拠であり、商品のよさも伝わりやすくなってます。

 

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まとめ

集客の対策には、効果的なホームページとSNS、特にインスタグラムを活用することがポイントです。

建築会社は良質な住宅を建築することができても、それを伝えることができなければ、お客様が来てくれることはありません。

今後も、顧客がどのようなルートで情報を得ているのか、という点から経済の動向に着目していきましょう。