住宅価格は、原材料や人件費などの高騰により上昇傾向にあります。つまり、住宅づくりのコスト高時代が到来しています。
さらには、エンドユーザーの購入ハードルが上がっている現状も見過ごせません。
結果、工務店にとっては粗利の確保が難しい時代になったと言えるでしょう。ただ様子を見ているだけでは、自分たちを苦しめるだけかもしれません。
そこでこの記事では、工務店に推奨したい基礎工事の合理化について解説します。
また、Make Houseの高強度ユニット鉄筋のコストダウン効果も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 工務店が直面する「基礎コスト」という壁
- ハウスメーカーが採用する合理化工法
- Make Houseが提案する「高強度ユニット鉄筋」
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工務店が直面する「基礎コスト」という壁

工務店が直面する問題として、基礎コストがあります。
これは、基礎工事が住宅全体のコストの中でも高い比率を占めているのが大きな原因です。以下の3つが主なコスト要素です。
- 鉄筋
- コンクリート
- 人件費
もちろん、建物の形状や使う材料、土地の条件などで変動はありますが、強度を落とさず、いかにコストを抑えるかがカギになってきます。
コストを抑えられなければ、粗利の確保はなかなか難しいかもしれません。
ハウスメーカーが採用する合理化工法

工務店はいかにコストを抑えていくかがカギだとお伝えしましたが、実は大手ハウスメーカーはすでに鉄筋のユニット化や工業化でコストの圧縮を実現しています。
ここで、「工務店も真似すればいいのでは?」という意見もありそうですが、そう簡単にはいきません。
中小工務店には、ロットや技術、人材面などさまざまな要素で導入が難しいという背景がありました。
つまり、大手ハウスメーカーだからこそなせる合理化工法だったわけです。
このままでは、中小工務店は苦しくなる一方です。そこで、提案したいのが「高強度ユニット鉄筋」です。
Make Houseが提案する「高強度ユニット鉄筋」

Make Houseでは、「高強度ユニット鉄筋」を提案しています。オリジナルのユニット鉄筋を活用した地中梁基礎です。
以下で高強度ユニット鉄筋とは何か、そのメリットなどを詳しく見ていきましょう。
高強度ユニット鉄筋とは?
高強度ユニット鉄筋は、鉄と同等以上の強度を持つ全強度溶接で製造される、高い強度を誇る住宅基礎鉄筋ユニットです。
最大の特徴は、全強度鉄筋交差溶接を用いた溶接の強度にあります。
全強度鉄筋交差溶接は溶接方法の一つであり、(財)日本建築センターのAタイプ溶接強度評価を取得(※)しています。
(※)(財)日本建築センターでは、住宅基礎ユニット鉄筋の強度、品質に対し三段階(A、B、その他)の評価に分類されており、高強度ユニット鉄筋は最も評価の高いAタイプ評価をいただいております。
高強度ユニット鉄筋のメリット
高強度ユニット鉄筋は、コンクリートかぶり厚の確保ができるというメリットがあります。
たとえば、180°フック付きあばら筋と同等以上の強度を持つことが明らかになっています。

そのため、4号特例縮小後の仕様規定でもフックを省略可能です。したがって、かぶり厚の確保も容易になります。
さらに、高い施工精度と工期短縮というメリットも享受できます。
高強度ユニット鉄筋と在来工法別基礎工事の工期比較を見ると、違いは一目瞭然といえるでしょう。

これは、高強度ユニット鉄筋が機械生産によってミリ単位の精度で造られており、現場では完成品決められた位置に配置して固定するだけだからです。
また、単に技術として優れているだけではなく、信頼と実績も兼ね備えています。
実際、多くのハウスメーカーで採用されており、年間4万棟程度、出荷量でいえば6万トンほどの実績を持っています。
数値で見るコストダウン効果(試算紹介)

ここでは、コストダウン効果を数値で確認します。
一般べた基礎と高強度ユニット鉄筋を使った基礎を延床27.05坪で比較してみましょう。
種類 | 鉄筋量・コスト | コンクリート量・コスト | 人工・コスト | その他諸経費など(材工) | コストの合計 |
---|---|---|---|---|---|
一般べた基礎 | 1.41t 28万2,200円 | 10.86立方メートル 26万640円 | 17人工 42万5,000円 | 0円 | 96万7,840円 |
高強度ユニット鉄筋を使った基礎 | 1.08t 24万790円 | 9.72立方メートル 23万3,280円 | 15人工 37万5,000円 | 8万4,907円 | 93万3,977円 |
高強度ユニット鉄筋を使った基礎では、鉄筋量、コンクリート量、人工すべてでコスト減を実現しています。
金額にすれば、その差は3万3,863円です。
鉄筋価格は地域によって異なるので実際の販売価格とは異なる可能性がありますが、それでも強度および品質は維持しつつ、経費の最適化を実現しています。
施工現場の省力化と品質安定にも寄与

高強度ユニット鉄筋は、工場で組まれた鉄筋ユニットにより現場作業を簡略化でき、人手不足対策、施工ミスの削減、現場の時短効果も期待できます。
「人手不足で打開策が見出せない」「現場の時短を希望している」という場合は、検討してみるとよいでしょう。
単にコストを削減するだけではなく、施工現場の省力化と品質安定という意味でも、高強度ユニット鉄筋を推奨します。
工務店の未来を変える「基礎からの改革」

近年、原材料や人件費などの高騰で住宅価格は上昇傾向にあり、住宅づくりのコスト高時代が到来しています。
加えて、エンドユーザーの購入ハードルも上がっているので、工務店にとっては粗利の確保が難しい時代が続き、何も対策をしなければ状況は悪化する一方でしょう。
基礎工事の合理化は、全体のコスト構造見直しの第一歩です。
工務店が直面する基礎コストという壁を一緒に乗り越えてみませんか?
Make Houseは、設計〜施工まで一気通貫でサポートいたします。
集客や受注、生産効率の課題に直面している工務店の方は、以下のリンクよりぜひお気軽にお問い合わせください。
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