近年、工務店の中でもSNSを積極的に活用することで、集客に成功しているところが増えてきているようです。
しかし、SNS戦国時代と呼ばれ、FacebookやInstagramなど、さまざまなSNSがあるため、どれを利用すれば良いのか迷っている担当者は多いのではないでしょうか。
本記事では、工務店が押さえておくべき、おすすめのSNSを紹介します。自社に適していると思われるSNSを活用し、集客に役立てていただければ幸いです。
- なぜ工務店はSNSを活用すべきなのか
- 工務店におすすめのSNS9選
- 工務店がSNSを活用して集客する時のポイント
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なぜ工務店はSNSを活用すべきなのか?

工務店がSNSを活用するべき理由は、効果的な宣伝とユーザーとのコミュニケーションが取れる点にあります。
さまざまなSNSの登場によって、SNSを利用するユーザーの数も増えており、特に工務店のメインターゲットになるであろう20代から30代にユーザーが多いことが調査から分かっています。
SNSを活用することで、工務店であれば施工事例や自社のサービスをターゲットとしている層に対して効率的に伝えることが可能です。
さらに、SNSはリアルタイムに反応を見ることができるため、ユーザーのニーズに合わせた対策を打つことが可能です。
また、ユーザーとの直接的なコミュニケーションを通じて信頼関係を作ることができます。これがSNSを活用することの強みと言えるでしょう。
このように、SNSを活用することで、工務店はターゲットに対して適切な情報の発信や、ブランドイメージを向上させることができます。
工務店にとってSNSは重要なマーケティングツールであると言えるでしょう。
工務店におすすめのSNS 3選

工務店がSNSを活用する必要性やメリットをご理解いただいたところで、ここからは、工務店が活用するのにおすすめのSNSを3つ紹介します。
- YouTube
- TikTok
SNS集客を行いたいが、何を使えば良いか分からず悩んでいる担当者は、参考にしてみてください。
写真や動画などビジュアル面に強い『Instagram』

写真や動画など、ビジュアル面に強い「Instagram」は、工務店に最適のSNSと言えるでしょう。施工事例や部屋のコーディネート方法など、ビジュアルによる訴求が可能です。
投稿した写真が一覧表示されるので、世界観やコンセプトを視覚的にアピールしたい場合におすすめです。
さらに、ライブ配信機能もあり、展示場を案内したり、勉強会を開催して配信したりすることでユーザーからの反応を直接受け取れます。
また、近年はInstagramにおけるリール動画の評価が、アルゴリズム上、上昇傾向にあります。ルームツアーや施工事例、お客様の声などのリール動画を作成すると、効率よく集客できるでしょう。
しかし、Instagramを活用する場合、コツが必要となります。
たとえば、成果を上げたいなら以下の4つのポイントを押さえておくと良いでしょう。
- 保存したいと思わせる
- デザインの統一感を作る
- コミュニケーションを取る
- 施工エリア内のフォロワーを増やす
以下の記事では、工務店がInstagramを正しく運用し、 集客につなげるための方法について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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映像で情報量の多いコミュニケーションが取れる『YouTube』

動画コンテンツに特化したSNSの代表的な存在と言えば、YouTubeが該当するでしょう。
動画による情報発信は、文字だけでは伝わらないニュアンスや、難しい考え方の説明などを伝えやすいというメリットがあります。
さらに、家づくりやリフォームに役立つ情報の配信や、会社のプロモーション動画、イベント情報など、さまざまなコンテンツを制作することで、自社の認知度を高めやすくなるでしょう。
また、近年ショート動画が流行しており、最大60秒のYouTubeショートをうまく活用することで集客につなげられます。
開始3秒で引きつける工夫、構成を統一するといったことを意識して作成してみてください。
住宅の魅力は、文章だけよりも動画で伝える方が効果的と言えます。マーケティングの一環として挑戦する価値があるのではないでしょうか。

若年層のユーザーにアプローチできる『TikTok』

動画に特化したSNSとしてYouTubeと並んで注目されているのが、TikTokです。YouTubeが幅広い世代が利用するSNSだとすれば、TikTokはより若年層に特化したSNSです。
工務店がTikTokを使って集客するメリットは、大きく3つあります。
- 新しいユーザー層にアプローチできる(特に10〜20代)
- 短時間で情報を届けられる
- 他の工務店と差別化が図れる
工務店がTikTok集客を成功させたいなら、以下のコツを押さえておきましょう。
- ビジネスアカウントを作る
- ユーザー視点でコンテンツを作る
- 問い合わせまでの動線を明確にする
- ハッシュタグを工夫する
若い層に自社の魅力を伝えたいといった場合、TikTokを活用しましょう。
その他にも押さえておきたいSNS 6選

ここからは、他にも押さえておきたいSNSを6つ紹介します。
- LINE
- X(旧:Twitter)
- RoomClip
- Meta(旧:Facebook)
- Houzz
自社に適しているものがなかったと感じた場合は、こちらも参考にしてみてください。先ほど紹介した3つのSNSと組み合わせるのもおすすめです。
アクティブユーザー数がダントツのSNS『LINE』

情報発信はもちろん、既存顧客との関係性の維持に活用できるのが「LINE」です。
LINEは日本国内最高の月間アクティブユーザー数9,400万人を誇り、現在でも高い人気があると言えます。
日常的に利用するため、使用頻度も高く、相談などで来店いただいたお客様にLINEアカウントを登録してもらえば、すぐにでも情報発信が可能です。
また、お客様からの問い合わせにも早急に対応ができるため、信頼関係を築いていくことができます。
LINEアカウントには、個人アカウントと公式アカウントがあります。販促用に活用することを考えているなら、公式アカウントを作成することをおすすめします。
拡散力の大きさとヘビーユーザーの多いSNS『X(旧:Twitter)』

Twitterのユーザー層は、20代から30代とされており、工務店のターゲット層に合致するSNSと言えます。
最大の特徴は、その拡散力の大きさです。リツイート機能の活用で、自社をフォローしていないユーザーにも情報を届けることができ、多くのユーザーの目にとまる機会が多くなります。
投稿がバズれば一気に有名になれる可能性もあり、InstagramやYouTubeなどと組み合わせて使うのもおすすめです。
また、1日に何回もログインするなど、ヘビーユーザーが多いことも特徴の一つと言えるでしょう。
ユーザーと気軽なコミュニケーションが取れ、自社に対する好感度や信頼度を獲得するなど、活用方法はさまざまです。
購買意欲の高いユーザー向けの画像投稿『Pinterest』

PinterestはInstagram同様、画像ベースのコミュニケーションを行うSNSです。
Instagramがどちらかと言えば、自分自身の撮った画像を見てもらいたいというユーザーが多いのに対し、Pinterestは自分の好みの画像を保存したいというユーザーが多いという特徴があります。
このことから、PinterestはInstagramよりも購買意欲が高いユーザーに訴求できる可能性が高いのです。
インテリアを扱っている工務店に最適『RoomClip』

住まいと暮らしに特化した日本最大級のSNSが「RoomClip」です。部屋の内装やコーディネートが多く投稿されており、最新のトレンドを押さえるという使い方もできます。
月間アクティブユーザーは300万人以上おり、その8割以上が女性で30代から40代です。
そのため住宅だけでなく、インテリアやエクステリアなどに興味があるユーザー層が利用しており、気に入った写真をアルバムのように保存する機能があるため、長く見てもらえる可能性が高くなります。
これらの層をターゲットにしたいと考えている工務店には、ぜひ活用してもらいたいSNSです。
実名制でユーザー数も多いSNS『Meta(旧:Facebook)』

Facebookの特徴として、実名制であることが挙げられます。また、全世界で約30億人もユーザーがいることでも知られており、日本では約2,600万人が利用しています。
他のSNSよりも多くの個人情報が登録されており、より細かくターゲットを絞ったマーケティングを行えるというメリットがあります。
また、利用している年代は30代〜40代が多く、ビジネス関連でのつながりを強めていきたい場合に活用しても良いでしょう。
画像や動画はもちろん、音声と文章の両方を載せることができ、リンクの貼り付けもできるため、多くの情報を発信しやすい点が魅力のSNSです。
現在はショート動画が流行しているので、動画をメインに運用するのも一つの手段といえるでしょう。
建築・リフォームなど工務店に特化したSNS『Houzz』

「Houzz」というSNSをご存知でしょうか?Houzzは、工務店やリフォーム会社など、住宅業界に特化したSNSです。
世界中で活用されており、工務店と家を建てたい、リフォームを検討しているユーザーをつなぐプラットフォームとして知られています。
Houzzでは、施工事例やお客様によるレビューの紹介、質問への回答、情報交換を行うことで、通常のSNSよりも利用を検討している可能性の高いユーザーを集めることができます。
また、商談や打ち合わせをオンラインビデオで実施できるため、顧客獲得から施工完了まで、Houzzを通して完結できる点が強みと言えるでしょう。
工務店がSNSを活用して集客する時のポイント

ここまで、工務店におすすめのSNSを紹介してきましたが、より効率よく成果を出すために、集客する時のポイントも押さえておきましょう。
- ペルソナを設定する
- SNSを目的に合わせて使い分ける
- 動画を積極的に活用する
- 身近に感じられる工夫をする
- コミュニケーションが一方通行にならないようにする
- 結果は中長期で考える
- 投稿内容は慎重に決める
- 集客への動線を敷く
以下で詳しく解説します。
ペルソナを設定する
工務店がSNSを活用して集客するなら、ペルソナを設定しましょう。ペルソナとは、具体的な状況をイメージして設定する架空の顧客像のことです。
たとえば、男性、30代、共働き、年収500万円程度、家族構成は…といった具合で、まずはイメージ用に簡易的にでも構わないので設定します。

このペルソナに合わせてSNSを選ぶと、成果が早く出る可能性があります。
ペルソナを設定せず、ただ闇雲に投稿を続けても成果は出にくいことは覚えておきましょう。
SNSを目的に合わせて使い分ける
工務店がSNSを活用して集客をする際、目的に合わせてSNSを使い分けるのも効果的です。
たとえば、10〜20代を狙いたいのであればTikTok、とにかく拡散してほしい場合はX(旧:Twitter)など、目的に合わせてSNSを使い分けることで、成果が出やすくなります。
一方で、30〜40代のビジネスマンを狙っているのにMeta(旧:Facebook)は使わずにTikTokのみ使うといった戦略は効率が悪いといえるでしょう。
各SNSの特徴を把握し、使い分けることが成果につながります。
動画を積極的に活用する
工務店がSNSを活用するなら、動画を積極的に作成しましょう。

近年、YouTubeをはじめ、動画の需要が高まっています。それに加え、ショート動画やリール動画の重要性も高まっており、もはやSNSで動画を活用しないのは悪手とも言えるほどです。
とくに、住宅業界は動画と相性がよく、積極的に活用しないとチャンスを逃す可能性があります。
SNSの運用は、Instagramのリール動画に加え、YouTubeやTikTokのショート動画を中心に考えることをおすすめします。
身近に感じられる工夫をする
工務店がSNSを活用するなら、身近に感じられる工夫も重要です。
SEOなどを意識して機械的に運用するのが悪いとは言いませんが、他社との差別化が難しくなってしまいます。
いいねやDMの返事などでコミュニケーションを取ったり、スタッフの紹介をしたりするなど、工務店を身近に感じられる工夫をしてみてください。
コミュニケーションが一方通行にならないようにする
工務店がSNSで集客する時は、コミュニケーションが一方通行にならないように気をつけてください。
あれも伝えたい、これも伝えたいと自分たちの伝えたいことばかりを押し付けると、ユーザーに避けられる可能性があります。
SNSの魅力は、ユーザーの反応が見えることです。こちらの伝えたい情報ばかり押し付けるのではなく、コメントやDMなどにも丁寧に目を通して、誠意ある対応を心がけましょう。
双方に良好なコミュニケーションが取れれば、良い口コミ獲得にもつながります。
結果は中長期で考える
工務店がSNSを活用して集客する場合、結果は中長期で考えましょう。
SNSを運用し始めて1~2日で結果が出ることはなかなかありません。
たしかに、一夜にして有名になるといったケースもありますが、稀です。
工務店のみなさまが望んでいるのは有名になることではなく、お客様が集まることだと思います。
そのため、目の前の結果に一喜一憂するのではなく、長期的な目線を持って堅実に運用していきましょう。
投稿内容は慎重に決める
工務店がSNSで集客するなら、投稿内容は慎重に決めることをおすすめします。
SNSは工務店の集客においてかなりの戦力になってくれることはたしかですが、ライバルが多いのも事実です。
そのため、適当な投稿をしていれば集客できるわけではありません。
投稿内容を慎重に決めて、質の高いコンテンツを配信する必要があります。
集客への導線を敷く
工務店がSNSを活用するなら、集客への導線を敷くことを忘れてはいけません。
たとえば、ユーザーがせっかくSNSを見つけてくれても、導線がしっかりしていなければ成果につながりません。
問い合わせなのか、資料請求なのか、ホームページに訪問してもらうことなのか、ゴールに至るまでの導線を必ず敷きましょう。
コンテンツもよくユーザーの反応もいいのに、なぜか成果が出ないという場合はこの導線に問題があるかもしれません。
工務店こそSNSを活用して集客しよう!

現在、多くのSNSが登場し、多くのユーザーが自身の目的に合ったSNSを利用しています。
この状況を逃す手はありません。ぜひ積極的にSNSを活用してみましょう。
特に今回おすすめしたSNSは、アクティブユーザーも多いため、自社のことや情報を今よりも知ってもらう機会が多くなります。
これからSNSでマーケティングを始めてみたい担当者はもちろん、すでに始めているのに効果が感じられないという担当者の方は、これら参考に、いくつかのSNSを組み合わせてみるのも良いかもしれません。
SNSを利用するのが日常となった今、SNS活用が工務店の集客に大きなメリットをもたらしてくれるでしょう。
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