工務店の設計提案費用とは?設計料の相場と効率化のポイントを徹底解説

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工務店の設計提案費用(設計料)は適切な価格であるべきですが、依頼先や内容によって相場は大きく異なります。お客様から「設計料はいくらですか?」と聞かれたときに答えられる明確な根拠が必要です。

そこで本記事では、工務店の設計提案費用について詳しく解説します。

依頼先別の相場も紹介するので、設計提案費用についてお悩みの工務店経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること

  • 設計提案費用(設計料)とは
  • 設計提案費用(設計料)の相場
  • 設計を効率良く進める方法

また、当社、MakeHouseでは工務店に特化した設計に関するサポートを実施しております。

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目次

設計提案費用(設計料)とは?

設計料とは建物の設計を依頼する際に必要な費用のことです。

正式的には設計監理料と呼ばれ、単に設計料だけでなく、監理料も含まれています。

なお、構造計算費用については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

構造計算の費用の目安は?壁量計算と許容応力度計算の費用の違いも解説

設計料

設計料とは図面を作成するための費用のことで、実際に家を建てる工事費用とは異なります。設計というと間取りを考えて図面を作成することと考えがちですが、図面作成以外にも、以下のような業務があるので理解しておきましょう。

  • お客様の要望や条件のヒアリング・整理
  • 敷地調査、法令確認
  • 基本設計(間取りや仕様の提案)
  • 実施設計(施工用の詳細図面作成)
  • 建築確認申請の提出代行

要望や条件を整理する

まず営業がお客様から要望や条件などヒアリングした内容を整理します。要望や敷地の条件、法令上の制約などを予算を考慮したうえで精査しましょう。

階数や建物の形状など、周囲の建物との位置関係も考慮しながら、ある程度建物のイメージの当たりをつけます。

土地から探すというお客様に対しては、どのような土地を選べば要望が叶うかどうかのポイントをアドバイスすることが重要です。

法令上の制約を役所で調べる

家を建てる場合には建築基準法や都市計画法などの法律に加えて、地域ごとの条例を遵守する必要があるため、役所で確認します。

たとえば、建築基準法で定められた容積率や建ぺい率の確認、地域独自の景観条例、隣地からの距離規制など、細かな条件を事前に確認する必要があります。

基本設計を行う

要望や条件を考慮したうえで最適な間取りを考案して図面を作成します。作成した図面をもとにお客様と打合せを行い、細かな修正をしながら間取りを決定することが一般的です。

間取りが決定したら、予算を考慮しながら、設備や仕様など細かい項目も決めていきます。

また、平面図、立面図などではよくわからないお客様もいるため、よりイメージしてもらうために、パースやスケッチ、場合によっては模型も用意することもあります。

実施設計を行う

実施設計とは、決定された基本設計に基づき、建築を実際に施工するための図面を作成することです。

設計図、仕様書、各種計算書、工事予算書などの設計図書を作成するため、詳細な図面が数十枚に及びます。

建築確認申請を提出する

建築確認申請とは、家を建てる際に確認検査機関などに必要書類を添えて申請して建築基準法や条例に適合しているか確認を受けることです。

本来は建築を依頼した人が申請する必要がありますが、設計者が代理で行うのが一般的です。

監理料

監理料とは、建物の工事が図面どおりに実施されているかを確認する工事監理業務に対してかかる費用のことです。

工事監理業務には、以下のような仕事があります。

工事費用の見積りを精査する

実施図面に対して作成した工事の見積書に誤りや漏れがないか確認します。予算をオ―バーしている場合は、設備のグレードを下げるなど減額案をアドバイスします。

工事監理を行う

図面どおりに工事が行われているか、工期に遅れが生じていないかなどを確認してお客様に報告します。定期的に工事進捗の報告や現状の問題点、検討事項について話し合う定例会議への出席も重要な仕事です。

検査および引渡しの立会い

工事が完成したら確認検査機関の完了検査に立会います。引渡し前には、設備の動作チェックなど最終確認をして引渡します。

工務店の設計提案費用を明確にすることで、顧客からの信頼を得るだけでなく、競合他社との差別化を図ることも可能です。次に、具体的な設計提案費用の相場について詳しく見てみましょう。

設計提案費用(設計料)の相場

家を建てる場合の設計提案費用は、依頼先によって大きく異なります。

工務店・ハウスメーカー

ハウスメーカーや工務店の設計提案費用は、工事費用の2〜5%程度が相場です。土地の形状や面積によって規格を用意していることが多いため、安く抑えることが可能です。

ただし、旗竿地などの不整形地では、追加費用がかかる可能性があります。

また、ハウスメーカーや工務店では設計料を無料にしているケースや内訳に記載していないケースがあります。

会社によっては本体工事費や諸経費などに分散させて、工事費用の中に含めているのが主な理由です。

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設計事務所・建築士

設計事務所や建築士の設計提案費用は、工事費用の10〜15%程度が相場です。ハウスメーカーや工務店と違い、設計料でしか利益を得られないため、高くなる傾向にあります。

さらに雑誌によく載るような有名な建築家の場合は、相場よりも高くなります。

しかし、設計事務所や建築士の提案力は一般的に高いため、受注するためには工夫が必要といえるでしょう。

設計を効率良く進める2つの方法

設計を効率良く進めるためには、以下の2つの方法があります。

BIM

BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に作成した現実と同じ立体モデルに建物の属性情報などを付加するシステムのことです。

BIMを活用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 設計段階でミスを発見しやすい
  • 3Dモデルを使ってお客様に完成イメージをわかりやすく伝えられる
  • 設計変更が発生した場合でも、一元化されたデータで迅速に対応できる

Make Houseの設計サポートについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

最先端3D CADを活用した設計サポート

構造設計・計算

構造計算とは建物の安全性を科学的に検証して確認するための計算のことです。建物にかかるさまざまな荷重に対してどのように変形してどのような応力が発生するかを計算します。

現在では平屋及び2階建ての木造住宅のほとんどは構造計算は必要ありませんが、2025年4月に義務化されます。

近年は大きな地震が多く発生しており、南海トラフ地震や首都直下型地震も近々起こるといわれているため、法改正が行われるのが理由です。

まだ構造計算に対応していない工務店は、急いで準備する必要があります。

Make Houseの構造設計サポートについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Make Houseの構造計算サービス

まとめ|設計提案であればMake Houseにお任せください!

今回の記事では、工務店の設計提案費用について詳しく解説しました。工務店の設計料は設計事務所・建築士よりも安いですが、受注するためには工夫した提案が不可欠です。

当社では、お客様に選ばれるための設計についてノウハウを持っています。

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