【2025年最新版】工務店が経営に使える補助金・助成金7選!賢く制度利用

働き方改革やIT化など住宅業界にはさまざまな課題がありますが、それらの多くは初期投資が必要です。

そこで住宅会社や工務店の経営にも、補助金が使えるのをご存知ですか。
補助金や助成金を活用して、業務効率化や人材定着といった課題の解決を図りましょう。

本記事では2025年最新版として、工務店が経営に使える補助金を7つ紹介しています。

この記事でわかること
  • 工務店が経営に使える補助金7選
  • 工務店が施主のために申請できる補助金
  • 補助金利用時の注意点

私たちMake Houseは、工務店向けのサポートサービスを提供しています。

住宅業界を知り尽くしたからこそ、補助金についても知識を持っています。

最後までお読みになり、あなたの工務店に使える補助金制度を知ってください。

長く続く工務店経営は「売上高」ではなく「利益」がポイントです。詳しくは以下の資料を無料ダウンロードして、是非御社の業務改善にお役立てください。

目次
・こんなお悩みはありませんか?
・資材の高騰で利益の確保が難しい
・競合が増えて値引きしないと売れない
・資金繰りが大変
・毎日忙しいのに儲からない
・大手に競り負けてしまう

目次

工務店経営に使える補助金・助成金一覧

工務店の経営を助けてくれる補助金・助成金として、以下の7つが挙げられます。

  • IT導入補助金
  • 事業再構築補助金
  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 業務改善助成金
  • 人材確保等支援助成金
  • トライアル雇用助成金

それぞれの特徴を解説します。

IT導入補助金

中小企業や小規模事業者が労働生産性を向上できるようITツールの導入を支援するのが、IT導入補助金です。

業務効率化やDXなどに向けた、ITツールが対象とされています。

例えば以下のようなツールが対象です。

  • 土木積算システム
  • 勤怠・労務管理ツール
  • 工事原価作成ツール

導入するツール内容によって、枠(区分)が設けられています。

枠によって申請締め切り日が異なるため、詳しくは以下の参考リンクをご確認ください。

参考:IT導入補助金

事業再構築補助金

新分野展開や事業・業種転換する中小企業の挑戦を支援する、事業再構築補助金も経営に使えます。

認定経営革新等支援機関から事業計画書の確認を受けることが、補助を受ける必須要件とされています。

2025年6月現在公募していません。

しかし毎年受付しており今後もチャンスはあるため、以下のリンクよりスケジュールを都度ご確認ください。

参考:スケジュール|事業再構築補助金

ものづくり補助金

ものづくり補助金は、日本の中小企業を対象にものづくりやサービスを支援しています。

革新的な新製品・新サービス開発や海外需要開拓を行う事業向けです。

過去には、以下のような事業が対象となりました。

  • ベニヤハウスの加工体制確立や事業化計画
  • 残土を出さない地盤改良サービスの提供
  • 超仕上カンナ盤導入による効率改善と商品価値向上

20次締切は2025年7月25日です。

詳細なスケジュールや申請方法は、以下のサイトよりご確認いただけます。

参考:ものづくり補助金総合サイト

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が取り組む販路開拓・業務効率化の経費を一部補助するのが、小規模事業者持続化補助金です。

申請受付は2025年6月13日に締め切られたばかりであり、次回公募までのスケジュールは未決です。

以下のリンクより、最新の情報をご確認ください。

参考:小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>

創業後3年以内の小規模事業者であれば、創業型も対象です。

参考:小規模事業者持続化補助金<創業型>

業務改善助成金

以下の2条件を満たした場合は、業務改善助成金を受け取れます。

①事業場内の最低賃金を30円以上引き上げる
②生産性向上に資する設備投資を行う

設備投資費用の一部が助成される仕組みです。

例えば以下のような業務改善により、助成金を受け取った企業があります。

  • 10トン貨物車の導入による運搬業務の効率化
  • 自動追尾型測量機の導入による省人化
  • 帳票の作成から発行までのデジタル化による労働時間短縮

他にも、経営コンサルティングによる業務見直しも対象となります。

工務店がコンサルを受けるメリットについては、以下の記事をお読みください。

第2期の申請が2025年6月14日に開始したばかりです。

申請スケジュール詳細や、申請方法は以下のリンクで確認できます。

参考:業務改善助成金|厚生労働省

人材確保等支援助成金

魅力ある職場づくりや労働環境の向上に対する助成として、人材確保等支援助成金があります。

人材の確保や定着を目的とした、助成金です。

工務店や住宅会社では、以下のコースが助成対象となります。

  • 建設キャリアアップシステム等活用促進コース
    • CCUSを活用して雇用管理改善した場合
    • 元請・下請関係にある会社のCCUS登録費用を一部補助した場合
  • 若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース
    • 35歳未満または女性を現場作業・施工管理などに従事させる
    • 優良な労働者に対する表彰制度やキャリアパス作成などを実施
  • 作業員宿舎等設置助成コース
    • 更衣室や浴室・トイレなどの作業員施設の設置を助成
    • 男女別のような施設ごとの基準が設けられている

コースの詳細や申請スケジュール、申請方法については、厚生労働省の以下ページをご確認ください。

参考:人材確保等支援助成金のご案内|厚生労働省

トライアル雇用助成金

就職困難者を無期雇用契約前提で一定期間試行雇用する事業者に対して、トライアル雇用助成金が設けられています。

求職者の早期就職や雇用機会創出の目的です。

原則3か月のトライアル雇用(一定期間試行雇用)に対する助成と定められています。

人手不足の解消にもつながるため、雇用関連の助成金に関心がある場合は活用を検討してみましょう。

詳しいスケジュールや申請方法は、以下のリンクでご確認ください。

参考:トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)|厚生労働省

工務店が施主のために申請できる補助金・助成金

補助金や助成金を使いたいのであれば、施主のために使える制度も知っておきましょう。

施主に還元される補助金があれば、+αの提案がしやすくなります。

「補助金があるならグレードを上げようかな」と思う施主もいるからです。

具体的には、以下の3つの制度をご紹介します。

  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 戸建住宅ZEH化等支援事業
  • 住宅省エネ2025キャンペーン

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業では、既存住宅の長寿命化や省エネ化を目的としています。

性能向上リフォームや子育て世帯向け改修を行えば、補助金が受け取れる仕組みです。

工務店や施工業者が事業者登録をしなければなりません。

以下の国土交通省のページで、詳細をご確認ください。

参考:令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業|国土交通省

戸建住宅ZEH化等支援事業

戸建住宅のZEH化にも、補助金が使えます。

ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略語です。

建物の断熱性能を高めて高効率な設備を導入すると、消費するエネルギーが少なくなるので省エネになります。

ZEHの家を建築または購入する個人・法人に対して補助されるので、対象となる工務店はご確認ください。

参考:戸建ZEH|ZEHWeb

住宅省エネ2025キャンペーン

住宅の省エネを目的とした補助金制度が、住宅省エネ2025キャンペーンです。

具体的には、以下4つの事業があります。

  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 給湯省エネ2025事業
  • 先進的窓リノベ2025事業(リフォームのみ)
  • 賃貸集合給湯省エネ2025事業(リフォームのみ)

子育てグリーン住宅支援事業は、新築にもリフォームにも使える補助金制度で、2024年の子育てエコホーム支援事業から少し変更がありました。

どの事業も、住宅事業者である工務店が手続きを行います。

対象工事・設備や申請スケジュールについては、以下のサイトをご確認ください。

参考:住宅省エネ2025キャンペーン

工務店が補助金を活用するときの注意点

補助金を活用するとき、以下の3点に注意してください。

  • 条件や基準
  • 申請スケジュール
  • 併用できる制度

「勘違いして補助金が受け取れなかった」、このような事態を回避するためにも、注意が必要です。

条件や基準を正確に把握

補助金・助成金の条件と基準は、正しく把握してください。

必須条件や補助金対象企業は、補助金ごとに定められています。

名称や目的だけで、自身の工務店経営に必ず使えると判断してはいけません。

またツールや設備導入が対象のものもあれば、雇用が条件のものもあります。

使いたい補助金の条件や対象者を、公募要件から読み込んでください。

申請スケジュール管理を徹底

補助金を受け取るには、フローやスケジュールが決まっています。

申請忘れがないよう、スケジュールは徹底管理してください。

  • 公募
  • 補助金額申請
  • 成果や完了報告

これらのように、ステップごとに申請・報告が必要な制度は多くあります。

申請・報告漏れはないか、締め切りを忘れずに管理しましょう。

併用できる制度の確認

補助金や助成金には、併用できるものとそうでないものがあります。

使いたい補助金は、併用できるのか、併用可な他制度は何か、を確認してください。

可能な限り併用すると、さらにお得だといえます。

公募要件を読んでも分からなければ、制度元に問い合わせましょう。

まとめ:工務店に使える補助金は賢く使って働き方改革を実現しよう!

工務店に使える補助金は、経営に使えるものと施主向けのものとあります。

経営に使える補助金は7つもあるため、制度を知らない人もいるでしょう。

  • IT導入補助金
  • 事業再構築補助金
  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 業務改善助成金
  • 人材確保等支援助成金
  • トライアル雇用助成金

ツールの導入や設備投資、雇用タイミングであれば、以上の補助金・助成金を見直してください。

最新のツールや設備の導入は、職場環境改善となり、働き方改革ができます。

賢く使って、社員・従業員にも優しい工務店を目指しましょう。

私たちMake Houseは、工務店向けのサポートサービスを提供しています。

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長く続く工務店経営は「売上高」ではなく「利益」がポイントです。詳しくは以下の資料を無料ダウンロードして、是非御社の業務改善にお役立てください。

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・こんなお悩みはありませんか?
・資材の高騰で利益の確保が難しい
・競合が増えて値引きしないと売れない
・資金繰りが大変
・毎日忙しいのに儲からない
・大手に競り負けてしまう

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