「どうすれば設計業務を効率化ができるだろうか?」
「設計業務の効率化における問題点は?」
工務店経営者の方でこのように頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。設計業務を効率化できる方法は、いくつかありますが、効率化の改善を阻む問題点も存在します。
設計業務を効率化するためには、自社に合った方法を選択することが重要です。
今回の記事では、設計業務の効率化5選を紹介します。設計業務の効率化についてお悩みの工務店経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
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目次
設計業務の効率化とは、図面作成を行う上で「情報収集」と「分析・考査」を効率よく行うことです。顧客からの要望をヒアリングし、さらに営業や製造部門からの情報を分析した上で、いかに効率よく図面に落とし込んでいけるかが重要となります。
また、顧客からの要求に対してはコミュニケーション能力を高めることによって、より詳細なヒアリングが可能になり、知識や経験によって、より正確な分析ができます。
つまり、「コミュニケーション能力」と「知識や経験」を向上させられれば、設計業務の効率化が図られ、設計技術者の負担を減らせることになるでしょう。
設計業務の効率化5選を順に解説します。
設計業務の効率化には、図面のペーパーレス化が不可欠です。図面を紙からデジタルデータに変更することで、作業工程が削減できるだけでなく、修正や管理も楽になります。
図面をデータ化する方法として、BIMの導入という選択肢があります。BIMとは、コンピューター上に現実と同じ3Dモデルを作成し、建物の多面的な情報を追加できる手法のことです。
BIMを導入すると設計・建設・運用・メンテナンスを一元管理できるため、設計業務だけでなく、プロジェクト全体の効率化が期待できます。
また、データの一元化により、顧客や工事関係者との打ち合わせもしやすく、外出先でも、PCやタブレットで図面を確認できるメリットもあります。
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BIMについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
BIMとは何か?工務店の設計業務の負担を解決|CADとの違いも解説
設計業務の効率化として、デュアルディスプレイを導入することも効果的です。デュアルディスプレイとは、パソコン1台に対して2台のモニターで作業を行う環境のことで、デュアルモニターともいいます。
2つ画面を並べて作業できるため、別々のページをそれぞれに表示させることにより、設計業務の効率が大幅にアップします。
デュアルディスプレイの導入も簡単で、2つ目のモニターを購入してパソコンに接続するだけです。
ディスプレイが1台のみの場合は、設計業務で使用するシフトやアプリを立ち上げているため、作業中に画面の切り替えが多くなります。
1回の作業は数秒でも、1日のトータル時間は作業効率に大きく影響するので早めの導入がおすすめです。
設計業務時のデュアルディスプレイの具体的な活用例を紹介します。
たとえば、1つのディスプレイでBIMなどの図面を表示させ、もう1つの画面で設計文書や仕様書を作成できます。
また、設計文書や仕様書を作成しながら、もう1つの画面によってインターネットで調べることも可能です。
画面を切り替えることがなく、必要な情報を並べて参照しながら作業できるため、設計業務のスピードアップにつながるでしょう。
設計業務の効率化が図れるデュアルディスプレイですが、導入費用は24インチのモニターであれば1万円~2万円程度で購入できます。
先述のとおり、接続も簡単なため、費用対効果の高い設計業務の効率化といえるでしょう。
まだデュアルディスプレイを導入していない工務店経営者の方は、できるだけ早く導入することをおすすめします。
設計業務の効率化として、密な情報共有を行うことも重要になります。先述のとおり、設計業務の効率化には、「情報収集」と「分析・考査」が不可欠です。
営業や製造部門と密な情報共有を行うことが設計業務の効率化につながります。
顧客と打合せを行った営業からの素早いフィードバックや、製造部門からの廃版になる製品の情報などが共有されれば、迅速な修正対応が実現します。
さらにBIMを導入していれば、データの一元化が可能で営業や製造部門の担当者が必要な情報を入力するだけで共有できるため、より精度の高い効率化が図れるでしょう。
設計業務の効率化として、設計プロセスの見直しを行うことも大切です。設計プロセスとは、顧客からの要望のヒアリングから設計図面の完成までの流れのことです。
設計プロセスの見直しを行うことによって無駄な作業が省け、設計業務の効率化につながる可能性があります。
設計業務の効率化として、データの一元管理を導入することも挙げられます。データを一元管理するには、BIMの導入がおすすめです。
先述のとおり、BIMを導入すると設計・建設・運用・メンテナンスなどのデータを一元管理できるため、設計業務の効率化が図れます。
設計変更の修正もしやすく、施工のミスも少なくなるため、工期の短縮にもつながるでしょう。
設計業務の効率化を阻む問題について、解説します。
設計業務の効率化を阻む問題点として、コストがかかることが挙げられます。BIMを導入するためには、ソフトウェアのサブスクリプションをするか、購入しなければいけません。
BIMを導入している多くの企業は、サブスクリプションを採用していますが、年間で数十万円の費用がかかります。
設計業務の効率化を図るために必要な人材が不足していることも、効率化を阻む問題です。BIMを導入する場合は、専門的な知識や高い技術を持っている人材を確保する必要があります。
また、設計プロセスの見直すためにも、推進するリーダーの存在が不可欠です。人材不足のまま導入を推し進めても、業務効率化にはつながりません。
設計業務の効率化を阻む問題として、最新技術に対する抵抗も考えられます。建築業界においては他の業界と同様にデジタル化が進み、日々技術が進んでいます。
とくに年配で経験が豊富な人は最新技術に対して抵抗があるため、BIMの導入などの妨げになるケースも想定されるでしょう。
設計業務の効率化にはいくつかの方法がありますが、効率化の改善を阻む問題も存在します。今回の記事では、設計業務の効率化、効率化の改善を阻む問題点について詳しく解説しました。
今回紹介した設計業務の効率化を理解し、自社に合った方法を選択することで効率化の改善につながるでしょう。
また、自社で設計業務の効率化の改善が難しい場合は、専門的な知識を持った業者に外注することも選択肢の1つです。
当社Make Houseも、設計業務の効率化を含む住宅設計の全面的なサポートサービスを提供しています。以下の資料で設計効率化が図れるBIMについて詳しく学べるので、以下のリンクから無料でダウンロードしてみてください。