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許容応力度計算のおすすめソフト4選|フリーソフトも解説

更新日:2024年11月13日(水)

「許容応力度計算のおすすめソフトが知りたい」
「許容応力度計算はフリーソフトでもできるのか?」

工務店経営者の方で、許容応力度計算を行うソフトについて知りたい方も多いのではないでしょうか。許容応力度計算は難しく時間がかかる計算のため、適切なソフトを使用することが大切です。

自社で許容応力度計算を行うためには、ソフトの特徴をしっかりと理解する必要があります。

今回の記事では、許容応力度計算のおすすめソフトについて詳しく解説します。フリーソフトについても紹介しますので、許容応力度計算のソフトについてお悩みの工務店経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること

  • 木造住宅における許容応力度計算のソフト
  • 耐震等級を決める際の算出方法
  • 許容応力度計算のフリーソフト

また、当社Make Houseでは工務店に特化した設計に関するサポートを実施しております。

以下のリンクから無料で構造計算に関する資料をダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。

木造住宅における許容応力度計算のソフト4選

木造住宅における許容応力度計算のおすすめソフトは、以下の4つです。

  • KIZUKURI
  • HOUSE-ST1
  • STRDESIGN
  • MOKUZO.Designer

それぞれのソフトについて、メリット・デメリットを詳しく解説します。

なお、許容応力度計算と構造計算の違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

許容応力度計算と構造計算の違い|コストと安全性を意識した効率的な構造設計

KIZUKURI

KIZUKURIは、木造住宅における構造計算で一番利用されているソフトです。初めて使う人でもわかりやすい画面構成になっており、計算の過程を画面でチェックしながら作業を進められるため、ミスの少ない操作が可能です。

メリット

KIZUKURIの一番のメリットは、なんといっても木造住宅における構造計算でシェアが高いことが挙げられます。

入力操作が簡単なことはもちろんですが、エラーが少なく構造計算書を出力する場合も印刷設定などが不要のため、印刷した構造計算書をそのまま提出できます。

また、構造計算は審査にも時間がかかりますが、木造住宅における構造計算で一番利用されているソフトなため、審査機関も見慣れており、審査も早く済むでしょう。

デメリット

KIZUKURIのデメリットは、価格が高い点です。定期的にバージョンアップしていますが、その都度価格も上がります。

しかし、品確法における準耐力壁・腰壁に対応していないなど、機能性は大きくアップしていません。

2020年秋頃にバージョンアップしたVer8では、計算に時間がかかるようになり、動作も少し不安定になっています。

近年はモデル化に対する審査機関からの指摘が増えていますが、構造的モデル化が複雑で、基礎は別途計算が必要です。

HOUSE-ST1

HOUSE-ST1は、在来軸組工法における構造計算を行うソフトです。シンプルでわかりやすく、視覚的にも操作がしやすいため、初心者でも使いやすいのがポイントです。

品確法にもとづいた構造の安定に関する計算にも対応しているため、耐震等級2または耐震等級3を取得する際にも利用できます。

メリット

HOUSE-ST1のメリットは、住宅部分と基礎を一体として計算できる点です。価格も手頃で操作がしやすいため、初心者でも構造計算が習得しやすいでしょう。

年会費のサポート料金がかからないこともうれしいメリットといえます。

デメリット

HOUSE-ST1のデメリットは複雑な形状の建物である場合に計算しにくく、若干機能不足を感じる点です。

また、年会費はかかりませんが、バージョンアップする際の費用はかかり、頻度も多めです。

STRDESIGN

STRDESIGNは、住宅や店舗、公共建築物を含む1~3階建ての木造建物を対象とした構造計算ソフトです。以前は操作性が難しく評判が良くないソフトでしたが、現在ではバージョンアップによって改善されています。

多くの機能を有したソフトですが、入力したモデルで計算することが可能で、構造計算書や図面作成もできます。

メリット

STRDESIGNのメリットは、多機能で斜め壁などの建物にも対応している点です。関連したソフトと連携でき、図面作成しやすいでしょう。

デメリット

STRDESIGNのデメリットは、価格が高い点です。以前は手頃な価格帯でしたが、操作性が改善されて価格が高くなっています。

複雑な形状に対応していないこともデメリットといえます。

MOKUZO.Designer

MOKUZO.Designerは、在来軸組工法における構造計算を行うソフトで、4号建築物の計算にも力を入れています。

2018年に発売された新しいソフトのため、柱と耐力壁を一緒に入力できたり、ペントハウスにも対応していたりと他の製品との差別化を図っています。

メリット

MOKUZO.Designerのメリットは、4号建築物に対する機能や帳票が充実している点が挙げられます。基礎や母屋などの計算も可能で、4層の解析も可能です。

デメリット

MOKUZO.Designerのデメリットは、操作がしにくい点です。初めて使用する際は説明書を見ないと操作できないでしょう。

設定も難しく、耐力壁の入力方法が独特で慣れるまで時間がかかるかもしれません。

木造住宅における許容応力度計算のフリーソフトはある?

現在でも無料で使えるフリーソフトはあります。

フリーソフトには構造解析ソフト「SPACE」、構造計算ソフト「Building Editor」、逆T・L型の鉄筋コンクリート造擁壁の設計「Retaining WALL」などがあります。

しかし、サポートがなかったり、アクセスできなくなったりと不安要素が多いため、フリーソフトはおすすめできません。

なお、当社Make Houseでは工務店に特化した設計におけるサポートを提供しております。

以下のリンクから無料で構造計算における資料をダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。

許容応力度計算よりも構造計算がおすすめな理由

許容応力度計算を行うよりも、構造計算のほうがより精密な計算が可能です。

構造計算には、許容応力度計算に加えて、以下の計算方法があります。

  • 許容応力度等計算
  • 保有水平耐力計算
  • 限界耐力計算
  • 時刻暦応答解析

どの計算方法を使用するかは、建物の構造や規模によって異なります。

構造計算を行うと、経済的な設計が可能となるため、全体的なコストを抑えることが可能です。

構造計算について、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

住宅における構造計算とは?耐震等級についても解説

まとめ|構造計算はMake Houseにお任せください!

今回の記事では、許容応力度計算のおすすめソフトについて詳しく解説しました。

許容応力度計算が行えるフリーソフトも存在しますが、実用性が低いため、解説したソフトの特徴を参考に適切なソフトを選びましょう。

しかし、自社で許容応力度計算を行うことは簡単ではありません。

これから自社で許容応力度計算を行うことを検討している工務店では、信頼できる設計事務所に外注することも1つの選択肢です。

当社Make Houseは、許容応力度計算を含む設計業務の全面的なサポートサービスを提供しています。

以下のリンクから無料で構造計算における資料をダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。

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