「工務店がインスタで集客する方法は?」「どんなアカウントや投稿を作ればいい?」そんな疑問を抱いている方も多いはず。
インスタグラムは他と比べ、ビジュアルが重視されるプラットフォーム。アカウントの目的やターゲットを確立させ、一目でコンセプトがわかるようにすることが大切です。
今回は、インスタグラムでの集客を検討している工務店経営者に向けて、インスタグラムのメリットや課題、具体的な手法について解説します。
目次
インスタグラムの集客では、ゴールや目標があいまいだと間違いなく失敗してしまいます。時間やコストを無駄にしないため、以下の点を押さえておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
自社アカウントを作る前に、必ず運用目的を定めてください。ゴールが明確でないと、他の工務店アカウントとの差別化が難しくなるためです。
特に、以下の項目は非常に重要です。
ターゲットを明確にすれば、自社のファンとなるユーザーが集まり、質の高い見込み客が集まりやすくなります。
目的やターゲットの次は、自社のコンセプトも明らかにしましょう。コンセプトとは、いわゆる「価値観」や「世界観」のことです。
例えば、無印良品の家の公式アカウントはキャプションが白色系の画像で統一されており、非常にコンセプトがわかりやすくなっています。
参考:https://www.instagram.com/mujihouse/
インスタグラムを運用する際は、投稿の種類をしっかり把握して使い分けましょう。工務店集客の場合、主に以下3つの機能が重要です。
機能ごとに役割を分担させると良いでしょう。
例えば、フィード(投稿)ではハッシュタグを付けることでインスタ内の検索結果からユーザー流入を見込めます。また、すでにフォローしてくれているユーザーを濃い見込み客にステップアップする際は、ストーリーズやハイライトが役立ちます。
工務店がインスタグラムで集客するメリットは、主に以下の3つです。
インスタグラムは、写真でアピールできるのが最大の利点です。
特に、工務店における集客では実際の施工例が重要になります。ホームページに来なくても、魅力的な施工事例をキャプションに並べておけば、ユーザーの興味を惹くことができます。
インスタグラムは企業の投稿が見られやすいのも特徴のひとつ。商品やサービスを検討しているユーザーは、ブランドを重視する傾向にあるためです。
実際に、インスタグラムを利用しているユーザーの8割以上は、何らかの企業アカウントをフォローしていると言われています。
近年では、SNSを情報収集に使うユーザーが増えているのも追い風です。ファッションなど一部のジャンルでは、SNSでの検索数がGoogle検索の数を上回っている事例もあるほどです。
インスタグラムでは、最初から工務店を探しているユーザーが多く、濃い見込み客にリーチしやすいのは大きな利点だと言えるでしょう。
しかしその分、インスタグラムアカウントを作る工務店も増えてきています。ライバルに負けないためには、どのような対策が必要なのでしょうか。
実際にインスタグラムのアカウントを運用する手順を見ていきましょう。
インスタグラムには「一般アカウント」「プロアカウント」の2種類があります。集客目的で運用する場合は、プロアカウントを作成しましょう。
プロアカウントならプロフィールに自社のホームページ等のリンクを貼ることができ、アクセス解析機能も解放されるためです。
プロフィールを作成する際は、以下のようにユーザーが求めている情報をしっかり記載してください。
次に投稿を作成しましょう。インスタにはさまざまな機能がありますが、まずは投稿を作ってキャプション(プロフィール画面に表示される投稿一覧)を充実させるのが先決です。
投稿する際は、ハッシュタグも重要です。ハッシュタグとはインスタグラム内の検索に用いられるキーワードのこと。例えば「#工務店」というハッシュタグを投稿につけると、工務店と検索された際に自社の投稿が表示されることがあります。
ただし、検索数が多いハッシュタグほどライバルの投稿も強い傾向にあります。ハッシュタグを選ぶ際は、自社のコンセプトに合わせ、ユーザーの細かいニーズについて探っていくことが重要です。
投稿したら終わりではなく、結果もしっかり分析しましょう。定期的に投稿を続けていても、分析・改善を行わないとなかなかインプレッションが増えません。
特に以下3つの指標が重要です。投稿のインサイト機能からしっかり確認しましょう。
例えば、リーチやプロフィールへのアクセスが少ない場合、投稿が悪い可能性があります。また、フォロー率が悪い場合はプロフィールに魅力がないため、プロフィールを作り直す必要があるでしょう。
インスタグラム運用を行う際は、以下のような手法も活用しましょう。
投稿で最も大切なのは、保存されることです。保存されればアルゴリズムで優遇され、結果として検索で表示されやすくなります。
さらに、保存したユーザーが再度自社アカウントに訪れてくれる可能性もあります。
保存したいと思わせるには、役に立つ情報を網羅したり、ユーザーがおしゃれだと思うデザインの写真を貼ったりすることが大切です。
保存回数はユーザーからもわかるため、多く保存されていれば魅力的な投稿だとわかり、さらにインプレッションを増やしやすくなりますよ。
キャプションから一目でコンセプトがわかることも大切です。プロフィールを見てもコンセプトがわからないと、なかなかフォローしてもらえません。
参考例として、黒澤工務店の公式アカウントは全体的にぬくもりのある画像で統一されており、どのようなデザインが得意なのか一目でわかるようになっています。
参考:https://www.instagram.com/k_kuro30/
SNS運用では、コミュニケーションも欠かせません。投稿やプロフィールを見てフォローしてもらえても、魅力がないとフォローを外されてしまいます。
特に自社サービスに関心の薄いユーザーは、こちらからアプローチしないと濃い見込み客にはなりにくいのが現実です。
コメントに返信したり、フォローしてくれた人にDMを送ったりして積極的にコミュニケーションを取りましょう。
今回は、工務店向けのインスタグラム運用方法について紹介しました。
インスタグラムは施工事例などの自社デザインを写真で公開できるため、集客に取り入れる工務店も増えてきています。
自社のコンセプトやターゲットを定め、投稿とコミュニケーションで自社のファンとなるユーザーを増やし、売上に繋げていきましょう。