「図面作成の良い外注先はないだろうか?」
「雑務から解放されて経営に集中したい…」
工務店経営者の方でこのように頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。最近の建築業界では技術の進展によって図面作成においてもIT化が進んでいます。
ITを駆使した高品質の図面作成には、高度な技術を必要とするため外注するのが一般的です。
また、工務店の経営を安定化させるためには、集客、図面作成などの雑務は外部に任せて経営に集中することが大切です。
今回の記事では、図面作成を外注する時の費用を紹介します。また、図面作成を外注するメリットや注意点についても解説。図面作成などの外注についてお悩みの工務店経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
また、当社、Makehouseでは工務店に特化した設計サポートを実施しております。以下のリンクから無料で設計に関する資料をダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。
目次
図面作成を外注依頼する際は、「BIM」と「CAD」で料金相場が異なります。
それぞれの料金相場について、詳しく見ていきましょう。
BIMモデリング外注の料金相場は、30,000~50,000円です。BIMモデリングの外注費用を削減する方法として、日本よりも人件費の安いベトナムやネパールなどの海外企業へ依頼する方法があります。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は、現実と同じ建物の3Dモデルをコンピュータ上に再現し、そのモデルを基に2次元図面を作成する手法です。
BIMはモデルを構成するすべてのデータが連動しているため、設計段階での修正が便利です。修正を行えば、平面図・立面図・断面図などは自動修正されるため、時間が削減できミスも減らせます。
また、部材などの維持管理に必要なデータもBIMモデル内に付加できるため、施工後のメンテナンスや回収に役立ちます。
しかし、送金手数料が高額なため国内で外注するよりも費用が高くなるケースがあり、信頼できる海外企業を見つけることは困難なためおすすめできません。
CAD図面外注の料金相場は、7,000~20,000円です。平面図や立面図、展開図など図面の種類によって料金が異なり、必要な分だけ料金が加算されます。
CAD(コンピューター支援設計)とは、従来の紙に手書きしていた設計をパソコンで作成できるようにしたツールです。
手書きよりも効率的な修正が可能で、品質においても均一化が図れます。
外注するCAD図面の枚数が多くなるとBIMモデリング外注のほうが安くなるでしょう。BIMとCADの違いについては、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
BIMとCADの違いとは?特徴や利点、作業工程の違いを徹底解説! – Make House株式会社
図面作成を外注依頼するメリットは、以下の3つです。
外注依頼するかどうかの判断材料として利点を確認しましょう。
図面作成を外注依頼するメリットは、経営に集中できることです。工務店経営に関する業務は多岐にわたるため、時間に追われることが多くなります。
図面作成を外注依頼すれば、図面作成に使っていた時間を工務店経営に対する時間に充てられます。時間を有効活用できるため、他のマーケティング施策の立案や新製品の設計などを優先できるでしょう。
図面作成を外注依頼するメリットとして、長期的な目線で見てコストを削減できることも挙げられます。図面作成のために設備を導入し、専門のスタッフを雇うと、相応のコストがかかります。
人件費などは固定費となるため、長期的にみると外注依頼したほうがコスト削減につながるケースが多いでしょう。優良な業者が見つかれば、より高い費用対効果が期待できます。
図面作成を外注依頼すると、質の高い図面が期待できます。優良な外注先を見つけるためには慎重な選択が求められますが図面作成を専門としているため、専門的な知識やノウハウが豊富です。
また、要望や悩みをくみ取った図面を作成してもらえるため、実際の施工でも作業がしやすくなるでしょう。
2025年の法改正により、4号特例が縮小され、これまで構造計算が不要だった建築物にも対応が急務となります。コストや社内リソースを抑えつつ、安心・安全な構造を実現する『Make Houseの構造計算サービス』については、以下をご確認ください。
図面作成を外注依頼する際のポイントとして、以下の3つが大切です。
いずれも欠かせないポイントなので、ぜひ参考にしてください。
図面作成を外注依頼する際には、複数の業者に見積りを依頼することが重要です。同じ要望の見積りを比較することで、価格だけでなく、アフターサポートや納期など総合的に判断できます。
できれば3社以上から見積りを取り、詳細な内容まで比較しましょう。より優良な外注先が見つかる可能性が高くなります。
当社、Makehouseでは工務店に特化した設計サポートを実施しております。以下のリンクから無料で設計に関する資料をダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。
図面作成を外注依頼する際には、豊富な実績がある業者に依頼することも重要です。
ホームページや会社案内などで、事例集や顧客のレビューなどを確認しましょう。図面作成における実績が公開されていない場合は、問い合わせの段階で担当者に聞く必要があります。
豊富な実績がある業者を選べれば、高品質な図面が納品される可能性が高くなるでしょう。
図面作成を外注依頼する際には、費用と質のバランスの確認が不可欠です。依頼する業者の実績やサービス内容、納期などを考慮しながら、費用と質のバランスが取れているか判断します。
相場よりもあまりに安い場合は、サービスの質が低い可能性があるため、候補から外すのがおすすめです。コストだけに注目せず、どのようなサービスを行っているかも確認しておくと良いでしょう。
図面作成の外注依頼における注意点は、以下の3つです。
忘れないように確認しましょう。
図面作成の外注依頼において、正確な発注指示は重要です。図面作成は複雑な作業になるケースが多いため、要望や目的などを正確に伝えていないと希望する図面が作成されない可能性があります。
また、図面がいつ納品されるかに関しても確認しましょう。工務店においては工事のスケジュールに関わるため、納期について事前に明確にしておくことが大切です。
図面作成を外注する際は、秘密保持契約を締結することが理想的です。秘密保持契約とは、自社の秘密情報や個人情報など業務に関して知った秘密を第三者に開示しないとする契約です。
現在では情報漏洩も社会問題となっているため、秘密保持契約を締結できれば安心して依頼できるでしょう。
また、秘密保持契約を締結できるかどうかで優良な業者かどうかの判断材料にもなります。
図面作成を外注依頼する際は、アフターサポートの有無を確認しておくことも重要です。アフターサポートが充実した業者であれば、万が一トラブルがあっても安心して解決できます。
アフターサポートの有無は、公式ホームページや資料で確認できることがほとんどです。アフターサポートの記載がない場合は、問い合わせや面談時に確認しましょう。
自社の業務効率や生産性を向上させるために、図面作成は外注するべきです。今回の記事では、図面作成における外注依頼について費用やメリット、ポイント、注意点など詳しく紹介しました。
今回紹介した図面作成における外注依頼する際のポイントや注意点を理解し、慎重に業者を選定すれば、優良な外注先に出会えます。
記事の内容を参考にして、自社にとって図面作成における最適な業者を見つけ、自社ビジネスの成長を実現してください。
設計などを外部委託する場合は、信頼できる外注先に依頼するのがおすすめです。以下の資料で設計手法について詳しく学べるので、以下のリンクから無料でダウンロードしてみてください。
2025年の法改正により、4号特例が縮小され、これまで構造計算が不要だった建築物にも対応が急務となります。コストや社内リソースを抑えつつ、安心・安全な構造を実現する『Make Houseの構造計算サービス』については、以下をご確認ください。