更新日：2024年10月28日(月)
「そもそも構造計算は必要？」
「構造計算の費用はいどれくらいかかる？」
工務店経営者の方で、このように頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。
構造計算とは、建物の安全性を計算して確認することです。
安全で耐久性の高い建物を建てるためにも、構造計算について深く理解する必要があります。
今回の記事では、構造計算の費用の目安について紹介します。
また、構造計算の種類や必要な建物も解説するため、構造計算についてお悩みの工務店経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
また、当社、Make Houseでは工務店に特化した設計に関するサポートを実施しております。
以下のリンクから無料で構造計算に関する資料をダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください。
目次
構造計算は、住宅などの建物を建築するにあたって安全な建物かどうかを計算することです。
大きく4つの計算方法があります。
それぞれ建物自体の重さに加え、人や家具などの重さも考慮した上で計算し、地震などの災害時も含めた安全性を確認します。
具体的には、柱・梁・壁・床などの構造部材を対象に強度を調査して、どのくらいの振動や衝撃などに耐えられるのかを調べますが、調べる範囲に違いがあるため混同しないようにしてください。
構造計算についてより詳しく知りたい人は、以下の記事も併せてご確認ください。
【プロが解説】構造計算のルートとは？種類やルートの選び方を解説
構造計算の費用相場を次の2つのケースで解説します。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
壁量計算は、壁の量をもとに建物の耐震性を確認する方法で、比較的簡単な計算方法です。
たとえば、小規模建築物や一般的な設計の場面で使われます。
費用相場は10〜30万円と低めですが、簡単な計算方法であるがゆえ、精度が低いというデメリットがあります。
許容応力度計算は、建物の強度を詳細に計算できるのが魅力です。
建物にかかる力、材料の耐久性などを考慮して安全性を確認するため、大規模な建物あるいは特殊な設計のときにも使われます。
費用は、30〜100万円程度かかるのが一般的です。
壁量計算と比較すると費用がかかることが多いため、壁量計算の方がいいのではないかと思われるかもしれませんが、計算の正確さを考えると許容応力度計算の方がおすすめです。
特に、工務店などの場合は許容応力度計算を選んだ方が良いでしょう。
許容応力度計算の方が良いのはわかったけど、費用が気になる人も多いでしょう。
Make Houseへ依頼すれば、費用相場よりも安く構造計算できます。
一般的な費用は30〜100万円程度ですが、Make Houseは18万円から構造計算の依頼を受けています。
お急ぎプランの場合でも、28万円から依頼可能です。
大きな差があることがわかるでしょう。
また、最短5日以内に納品を受けられるため、急いで構造計算したい場合にもおすすめです。
「構造計算を安く外注したい」「すぐに納品してほしい」という人は、以下のリンクから詳細を確認してみてください。
構造計算が必要な建物として、以下のような建築物が該当します。
しかし、2025年4月に建築基準法の改正が予定されており、構造計算が必要な建物も変わるため、注意が必要です。
また、木造3階建ての構造計算については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
2025年の建築基準法の改正では、木造建築物における省エネ化等による重量化に対応するため、壁や柱の構造基準が見直されます。
つまり、木造建築物の建築確認検査や、審査省略制度の対象が見直されるのです。
そのため、現在の建築基準法で構造計算書の提出が不要とされていた建物も、改正後は構造計算書を提出しなければいけません。
したがって、業者側の業務量が増える可能性があり、放置しておくと仕事の質が低下する恐れがあります。
2025年の改正以後は、必要に応じて外注も検討しましょう。
2025年の建築基準法の改正に対する対策について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
【木造住宅業界に激震】4号特例が廃止？縮小？2025年までに準備しておくべき対策について徹底解説
構造計算の費用に関するよくある質問に回答します。
よくある質問に目を通すと、構造計算への理解がより深まります。
それぞれの回答をしっかり見ていきましょう。
構造計算は、建物の構造の安全性を検証するために必要なものです。
つまり、構造計算をしないと建物が安全かどうかわかりません。
そのため、構造計算をしていない建物は危険だといえます。
また、構造計算は災害時の安全上の指標にもなります。
いずれにしても、建物の建築に構造計算は欠かせないでしょう。
構造計算の費用は、木造と鉄骨で異なります。
これは、材質によって必要な計算式や、かかる時間が異なるからです。
建物の種類や規模によって、構造計算の費用は異なると覚えておきましょう。
建築基準法が改正されると構造計算を義務化される建築物の範囲が拡大するため、工務店にも大きな影響があると考えられます。
たとえば、業務量の増加に対応するために、自社内でスタッフを育成したり、専門スタッフを採用したりする必要があるでしょう。
しかし、スタッフの育成や専門スタッフの採用には時間がかかります。
改正による影響をなるべく抑えたい場合や速やかに対応したい場合は、プロへの外注も検討しましょう。
工務店への影響についてより詳しく知りたい人は、以下の記事も併せてご参照ください。
2025年省エネ義務化が工務店に与える影響とは？新たなビジネスチャンスについても解説
今回の記事では、構造計算の費用の目安や種類、必要な建物について詳しく解説しました。
構造計算には費用がかかり、2025年の建築基準法の改正は工務店にとって大きな影響をもたらします。
構造計算に対して十分に対策できている工務店経営者の方は少ないのではないでしょうか。
自社で構造計算のスキルを身につけて対応するのは大変なため、専門的な知識を持った業者に外注することをおすすめします。
当社Make Houseも、構造計算を含む住宅設計の全面的なサポートサービスを提供しています。
構造計算にお悩みの人は、Make Houseにお任せください。
