小さな工務店の抱える課題として「組織化」が挙げられます。
若手が入ってもすぐ辞めたり、特定の人物がいないと現場が止まったりしていませんか。
工務店が組織化できていないと、このような悩みを抱え、会社の存続も危ぶまれます。
後継者に安心して工務店を任せられるよう、組織化について考えましょう。
組織化・業務の標準化は、どんな規模の工務店にも必要です。
- 工務店の組織作りが重要な理由
- 工務店の理想的な組織構造
- 組織作りに成功した工務店が得られるもの
私たちMake Houseは、工務店向けにさまざまなサービスを提供しています。
構造計算や設計のような業務から、集客などの課題を「デザイン」で解決します。
抱えている問題を、一緒に解決しましょう。
年間棟数10棟以上になると、社内体制を整えることが必要です。詳しくは以下の資料を無料ダウンロードして、是非御社の業務改善にお役立てください。

目次
・こんなお悩みはありませんか?
・良い人材が確保できない
・募集をかけても人が集まらない
・育てても辞めていく
・できない人材をクビにできない
・自走できる組織ができない
工務店の組織づくりが重要な3つの理由

工務店にはなぜ組織化する必要があるのでしょうか。
その理由は、以下の3つです。
- 人手不足解消
- さまざまな視点から物事を見る
- 属人化からの脱却
理由①:人手不足を解決するため
建設業界は慢性的な人手不足です。
組織化すると、育成方針や教育環境を整えられます。
例えば古い考えのまま「見て覚えろ」「先輩の真似をしろ」と言っていませんか。
業務や教育方針のアップデートが未実施だと、若手を定着させるのは難しいでしょう。
若手を定着させ、人手不足問題を解決するには、働きやすい環境づくり、つまり組織化が重要です。
理由②:課題改善にはさまざまな視点が必要なため
現場や設計など、さまざまな立場の人間が集まっている工務店。
課題に対する意見は、立場によって異なります。
例えばお客様から連絡不足を指摘されたとき、人によって改善策は変わります。
設計や現場、営業それぞれの知識のみで考えるよりも、さまざまな視点で考える方が選択肢は広がるでしょう。
1人で解決するのではなく全員で改善する、そのためには組織化し意見を部署ごとにまとめる必要があります。
理由③:属人化から脱却するため
属人化とは、すべての業務や手順・進捗を特定の担当者しか把握していない状況を指します。
小さな工務店では属人化が起きがちで、その原因は以下のとおりです。
- 業務の専門性
- 業務量が多い
- 情報共有の方法が定まらない
属人化により、「Aさんに聞かなければ分からない業務」「Bさんしか知らない進捗状況」のような課題が生まれます。
組織化されることで、業務の標準化が可能になります。
結果として誰でも業務内容が把握できるようになり、大きなメリットを得られるでしょう。
工務店の理想的な組織構造

組織化が必要だからといって、どんな組織構造でも成り立つわけではありません。
理想的な組織構造を作り上げるには、以下の3点を意識してください。
- 社長が間に入る
- 数値化して評価する
- 社員の声を拾う
社長が間に入る
社長こそが、組織内の状況が分かる仲介者です。
部署間の橋渡し役となり、相互理解を助ける必要があります。
組織の中に相互理解がなければ、以下の状況に陥るでしょう。
- 現場を優先しすぎて営業が疎かになる
- 営業で無茶な間取りを提案し設計が苦労する
- 設計に時間をかけて着工が遅れる
社長はどこかの部署だけを優先するのではなく、双方の意見を聞かなくてはなりません。
状況の分かる社長だからこその判断で、組織はうまく回ります。
数値化して評価する
組織化により課題・目標を立て、一丸となって同じ方向へ進みます。
年度末や期末に目標は達成できたか、数値化して評価しましょう。
公平な人事評価にもつながり、社員のモチベーションも保たれます。
「もっと売り上げに貢献したい」のような新たな目標を掲げる社員も出てくるでしょう。
数値化した評価により、ただタスクをこなすだけの工務店からは脱却できます。
社員の声を拾える体制
社員の不満や気付きなどの声を、キャッチできていますか。
組織化するときは、社員の声を拾える体制を意識しましょう。
社員を大事にする会社は業績も安定しています。
個人の意見よりも、部署単位のほうが声を上げやすいといわれています。
定期的なミーティングを開催し、各部署からの意見を聞く体制を作ってください。
年間棟数10棟以上になると、社内体制を整えることが必要です。詳しくは以下の資料を無料ダウンロードして、是非御社の業務改善にお役立てください。

目次
・こんなお悩みはありませんか?
・良い人材が確保できない
・募集をかけても人が集まらない
・育てても辞めていく
・できない人材をクビにできない
・自走できる組織ができない
組織作りに成功した工務店が得られる3つのもの

組織作りに成功すると、以下の3つが得られます。
- 人材の確保
- 自走できる組織
- 安定した業績
よりよい工務店を運営していくには、どれも欠かせないポイントです。
人材の確保
理想的な組織構造は、働く人々の環境を整えます。
例えば以下の項目は、組織化により手に入れられます。
- 業務の標準化
- 育成方針や教育環境
- 公平な人事評価
このような整った業務環境は、働きやすい環境といえるでしょう。
「聞いた人によって回答が違う」「気に入られた人だけが昇進する」のようなダメな会社に起こり得るケースから遠ざかれます。
社員の不平や不満も減り、結果として離職率が下がるでしょう。
自走できる組織
組織化によって、自走できる工務店へと成長できます。
組織化されていない工務店は、特定の人物がいなければ仕事が回りません。
- ○○さんに聞かないと分からない
- どこに資料があるか知らない
- 社長が休みの日は業務が進まない
このような課題は、業務標準化や属人化からの脱却で解決できます。
つまり、組織化は業務の見える化。
何をやるべきかが分かり、社員は主体的に動けるようになるでしょう。
安定した業績
人材が確保できるので、受注可能な案件数が定まります。
これにより小さな工務店でも、安定した業績を保てます。
- 業務標準化により保たれる品質
- 部署間の協力で守られる納期
- 同じ目標へ向かって走れる社員
これらにより、顧客満足度も向上するので、受注も増えるでしょう。
受注や集客については、組織化だけでなく経営改善も必要です。
現状から脱出したいのであれば、以下の記事もあわせてお読みください。

工務店の組織や人手に関する質問

工務店の組織や人手に関して、よくある質問を紹介します。
よりよい組織作りには、さまざまな手法を知る必要があります。
よくある質問から、+αの組織化知識を得てください。
Q①:自社組織・人手の課題を解決するのにコンサルは有効ですか?
組織作りがうまくいかない場合、コンサルの導入は有効的な手段です。
コンサルを活用すると、以下のメリットが受けられます。
- 客観的な自社分析
- 専門的なアドバイス
- 豊富なノウハウの提供
外部視点による新たな発見が得られるでしょう。
コンサルティング会社の選び方については、以下の記事をお読みください。

Q②:組織化しても集客がうまくいきません。
従来の口コミや紹介だけでは、集客が望めません。
営業や広報が、新たな集客ツールを使う必要があります。
- YouTubeへの動画投稿
- ホームページの活用
- イベントやセミナーへの参加
- ポータルサイトへの登録
- MEO対策
以下の記事では、全部で12種類の集客方法を解説しています。
集客の課題を改善したいのであれば、あわせてお読みください。

まとめ:属人化から組織化で工務店はうまくいく!

組織化できていない工務店は、属人化により人手不足や社員の不満に悩まされます。
属人化から組織化すると、人材や自走できる組織が得られ、安定した業績を残す工務店へ格上げされるでしょう。
「人手不足に悩んでいる」「課題が解決できない」
このようなお悩みを持つ工務店は、ぜひ組織作りに力を入れてください。
Make Houseでは、工務店サポートの資料をお配りしています。
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・良い人材が確保できない
・募集をかけても人が集まらない
・育てても辞めていく
・できない人材をクビにできない
・自走できる組織ができない