最近の住宅市場において、持ち家（注文住宅）と賃貸住宅の動向が大きく異なってきています。

持ち家（注文住宅）の着工戸数は、13カ月連続で前年実績を下回っており、
2022年12月も前年比13％減という結果になっていると言われています。
一方、賃貸住宅は前年比7.3％増と好調で、前年比は20カ月連続で増加しています。

持ち家（注文住宅）市場では、多数の工務店が参入しているため、
市場競争は非常に激しい状況にあり、大手メーカーのシェア率は22％と競争が激しいことが示唆されています。
一方、賃貸住宅市場では大手メーカーのシェア率が76.4％と非常に高く、競争率が低くなっています。
そのため、工務店にとってはシェアがまだ低い市場であるため参入のチャンスがあると言えます。

さらに、最近では資材高騰で建築費が高くなり事業収益が悪化しています。
よって今、大手メーカーよりも地域の工務店がより安い価格で提供することができれば
顧客から需要を獲得し、大手ハウスメーカーからシェアを奪うことができます。

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