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VRプレゼンが小さな工務店の生き残る唯一の方法の理由

更新日:2024年9月25日(水)

お客様へのプレゼンの際に良さを伝えきれず、なかなか差別化が図れていないという工務店の方も多いのではないでしょうか。

本記事ではプレゼンの際にVRの活用が有効であること、そしてその理由について説明をしていきます。

お客様との関係性構築のためにも、まずはVRを知る機会として参考にしてみてください。

 

VR(バーチャルリアリティ)とは?

まずはじめに、VRについての説明をします。

VRとは「バーチャルリアリティ」の略称であり、日本においては「仮想現実」とも言われています。

VRを体験するためには専用のゴーグルをつけ、360度の視界を覆うようにします。その中に映像を映すことにより、実際に別の空間にいるような体験ができるようになります。

最近では映像を見るだけではなく、空間の中を移動できたり、物を動かすことができたり、体験の幅が広がってきています。

 

VRプレゼンにより小さな工務店が生き残れる理由

では、なぜVRが工務店のプレゼンに活かせるのでしょうか。ここからはその理由について説明をしていきます。

理由としては大きく下記の3つになります。

  • 時代の流れに適応できる
  • お客様に情報を正確に伝えることができる
  • 情報端末1台で現場を体験できる

 

時代の流れに適応できる

まず1つ目に、VRを使うことにより時代の流れに適応ができるためです。

工務店によってはバーチャル技術など、最近の技術を取り入れてるところもあります。しかし、未だに紙の図面や資料を用いてプレゼンを行っている工務店も、住宅業界では少なくはありません。

近年ではSNSや動画サービスの発達により、お客様自身で情報を集めるスピードがとても早くなっています。お客様とのスピード感や時代の方向性と合わせるという面でも、VRの活用はとても大切になります。

まだ取り入れている工務店も多くはないため、差別化を図ることも見込めます。

 

情報を正確に伝えることができる

2つ目の理由として、情報を正確に伝えることができるという点も挙げられます。

プレゼンや打ち合わせの際にお客様と認識の差ができてしまうことがあります。工務店側では当たり前に使っている言葉が、お客様にとっては理解ができていない場合があります。

それは住宅に関する知識や専門用語の理解が難しいことに原因があります。

そのようなときにVRを活用すれば、実際に同じ空間を見ながら情報共有ができるため、プレゼンもとてもスムーズに行うことが可能です。

わからないところがあればその場で質問もできるため、お客様の不安を解消することにもつながります。

 

情報端末1台で現場を体感できる

最後に、PCやスマートフォン1台あれば現場を体感できるという点が挙げられます。

こちらについては工務店側とお客様側両方の時間短縮につながります。これまでのプレゼンや打ち合わせであれば事務所や現場で行う必要がありました。

そのほうが情報の共有はしやすいが、時間が掛かってしまうというデメリットもありました。

VRを活用することにより、現場に行かなくとも機器1台で現場の空間を見渡し、体験することが可能になります。

そのため、双方にとって手間を取らずにスピード感を持って話を進めることが可能です。

 

VRプレゼンはBIMにより可能

ここまでは、工務店にとってのVRプレゼンの必要性について説明をしてきました。

では、このVRプレゼンはどのように使い始めることができるのでしょうか。VRプレゼンをするためにはBIMという設計システムが必要になります。

まずはじめにBIMという言葉についての説明ですが、ビルディング・インフォメーション・モデリングの略称になります。

コンピューター上に建物の立体モデルを再現するシステムとなっています。

このBIMの中で3Dの建物モデルを作成することができ、同時にVRを作成する機能もあるため、プレゼンの際に活用することができます。

 

関連コラム

BIMとは何か?工務店の設計業務の負担を解決|CADとの違いも解説

 

VRプレゼンのためにはBIMが必要とお伝えしましたが、BIMについてあまり詳しくない方もいるかもしれません。

ここではBIMがどのようなものか概要について説明をしていきます。

 

BIMの特徴としては、大きく下記の3つを挙げることができます。

  • ベースが3Dモデル
  • 情報を一元管理
  • シミュレーション機能

 

BIMの特徴については以下の記事でも解説をしているので参考にしてみてください。

 

関連コラム

BIMによる工務店のプレゼン力向上化!デザイン提案や設計負担軽減など様々な魅力をご紹介



ベースが3Dモデル

まず1つ目の特徴として、建物モデルを作る際のベースが3Dモデルである点が挙げられます。

従来の設計ツールであるCADなどであれば、2Dの平面図をもとに3Dモデルを作成していました。

しかしBIMの場合は、初めから3Dモデルでの作成のため、精度の高い設計ができると共に、時間を短縮して業務を進めることが可能になっています。

 

情報を一元管理

そして2つ目が、情報の一元管理ができるということです。

先ほどBIMは3Dモデルをベースに建物を作成しているとお伝えしました。その3Dモデルから整合性のとれた平面図・立面図・パース図などの関連資料を取り出すことが可能です。

従って、3Dモデルを修正した場合、それに伴いそれぞれの関連資料も変更されます。情報を正確に管理することができるため、設計ミスや施工ミスを事前に防ぐことも見込めます。

BIMによる業務の効率化については以下の記事でも解説をしています。

 

関連コラム

BIM設計で業務効率化!工務店・設計士・お客様の3方よしの体制を構築する方法や注意点を徹底解説

 

シミュレーション機能

最後にBIMの特徴として、建物のシミュレーションをすることが可能です。

建築構造や仕様のシミュレーションができることはもちろんですが、住宅設備である照明や空調のシミュレーションをすることも可能です。

お客様が実際に生活を送る際の部屋の明るさや、部屋の温度を事前に確認することが可能です。

お客様の要望を聞き、より快適な生活に近づけるためにもとても便利な機能となっています。

 

BIMとVRプレゼンで顧客体験を向上しよう

プレゼンをする際には、やはりお客様に理解をして頂き、満足して頂くことが重要ではないでしょうか。

その際に活かすことができるツールがBIMとVRプレゼンになります。

BIMとVRプレゼンを活用することにより、どのようにお客様満足度が上がるのか説明をしていきます。

 

イメージ共有

まず1つ目は、お客様とのイメージ共有がスムーズになるということです。

先ほどもお伝えしましたが、BIMは3Dモデルをベースに設計をしている、そしてVRプレゼンでは仮想空間を見れることが特徴でした。

そのため、難しい知識や建築用語はなるべく使わず、感覚的にお客様とイメージ共有をすることが可能になります。

お客様とのコミュニケーションも活発になるため、疑問を抱えたままにならず打ち合わせを進めることができます。

 

実際の生活により近い体験

そして2つ目に、実際の生活により近い体験ができるという点が挙げられます。

VRゴーグルをつけて家の中の空間を見てみれば、良い点や気になる点が見えてきます。また、BIMとVRプレゼンを使うことにより、生活のイメージが膨らみます。

そのため、不安に思う部分については事前に解消しておき、よりイメージに近い完成を迎えることができます。

家を建てた後も思い描いていた生活を送ることができるため、お客様の満足度にもつなげることができるでしょう。

 

まとめ

本記事では、今後小さな工務店が生き残るための、VRプレゼンの必要性について詳しく解説をしました。

最近の技術のため受け入れ難い部分もありますが、他の工務店と差別化をするという面ではとても強力なツールになります。

早い段階からVRについての知識を頭に入れておき、少しずつ実践に移していくことをおすすめします。

 

このようにVRプレゼンにはBIM設計を用いることでお客様へのプレゼンテーション力向上が期待できるだけでなく、業務効率化を高める効果や連系ミスを極力なくす効果も期待できます。BIM設計について詳しくは以下の資料を無料ダウロードして、是非御社の業務改善にお役立てください。

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